ブルシット・ジョブというのは
「この世界にまったくなんの影響ももたらさない仕事で、かつ、当人もそう感じている仕事」
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まさにいま私がやっている仕事です。
自治体から補助金をもらうためだけの仕事。目標を達成したら「上手くできました!」という資料を出せば良いし、達成できなかったら「駄目でした。今後こういう風に改善していきます」という資料を出せば良い。
今後企業に売り込むという目標が一応あります。しかし、踏切の障害物検知なんてありふれた内容なので、ちょっと検索すれば同じような物を開発している企業がいくらでも出てくるし、明らかにそちらの方が性能が良さそう。わざわざうちの会社の物を採用してくれるところは無いでしょう。
補助金公募に応募して、採択された時点で仕事の8割は終了しているような案件です。
私がブルシット・ジョブという言葉を知ったのはミクさんのブログだったかな?
その時は「いらない仕事でも楽ならそれで良くない?」って感想だったのですが、実際にやってみると苦痛で仕方ないですね。
どうでも良いと内心では思っているのに、「検知の精度を上げるためには…」みたいなアイデアを求められるのはかなりの苦行です。
ただし、私の仕事は一般的なブルシット・ジョブとは違うところも多い。
ブルシット・ジョブは給料が高い傾向にあるらしいですが、こっちは薄給。
補助金を稼ぐ今だけの仕事なので、今後どうなるか分からない、不安定。
平均以上の年収が稼げて、10年も20年もずっと同じ様にでダラダラ働いて良いとなったら違う感想になるのかな?
なってみないと分かりませんが、そのときはその時でなにか別の不満を見つけてグチグチ文句を言っている様な気がします。