どこかの就活情報サイトが「底辺の仕事ランキング」という記事を作って炎上しているようです。
「底辺」ってはっきり言うのが良くなかった。「割に合わない仕事」くらいの表現にするべきだったと思います。
記事はもう削除されましたが、内容の一部を貼ってくれている方がいました。
「人材教育事業」を手がける会社が、我々の社会を支えてくれている大切な職業の数々を「誰でもできるような仕事」「結婚のときに苦労する」などと侮辱し、「底辺の仕事ランキング」として就活生に差別意識を植え付けていたらしいですね。
— ブラック企業アナリスト 新田 龍(労働マナー講師) (@nittaryo) 2022年6月26日
なぜか記事が消えてるようなので、こちらで再掲しておきます。 pic.twitter.com/xaqxx77PTU
底辺の定義が曖昧なのが良くない
何を持って底辺とするのかはっきりしていないから、色んな方向から批判をされているように見えます。
何を持って底辺とするのか。給料の安さでいいと思います。
「載っている仕事はどれも社会にとって必要な仕事」
「職業に貴賎なし」
といった批判が多いですが、必要かどうかではなく、給料の多寡が大切だと思います。
いくら社会にとって必要不可欠な仕事でも、人生の貴重な時間を消費して、貰える額が最低賃金程度だと割に合わないでしょう。
例えばこのクソ暑い中、日当1万程度で交通誘導をやれって言われても私はやりたくないです。
交通誘導の警備員を見下しているとかではなく、給料が割に合わないし、下手したら死ぬかもしれないから。
そんな割に合わない給料しかもらえない仕事はどう考えても底辺だと思うんですけどね。
はっきりと底辺だと言わずに
「底辺なんかじゃない!社会にとって必要な仕事だよ!(俺は絶対にやらないけど)」
こう言ってる人たちの方が残酷なんじゃないかと思います。
真っ当な批判もある
「土木・建設作業員、トラック運転手などは並のサラリーマンより稼いでいるのだから底辺ではない」
「IT業界のSESが入っていない」
こういう指摘はその通りだと思います。恐らくこの記事の作成者もあまり知識がなくて、ネットの情報だけで適当に書いたんでしょう。
なので記事の内容はあまり信用できません。
しかし「底辺職業なんて存在しない!職業に貴賎なし!」と叩いて封殺してしまうのもなんだかなあという気がします。