周りの愛社精神に困惑する

今日は会社の経営状態について会議がありました。そこで大口の投資家と交渉中だという話があったんですけど、その投資家はどうも未払い給与の存在を気にしているらしい。

そりゃ気にしますよね。未払い給与があれば優秀な社員はいなくなると考えるでしょう。実際に若い社員と中堅の社員はもう辞めていますし、残っているのはおじさんとやる気のない人だけ。もう手遅れなんですけどね。

それでこの会議で何が不満だったのかと言うと、社長が次に入ってくる補助金や売上で全ての未払い給与を返済して、その上でもう一回投資家を説得したいって言い出したんですよ。素晴らしい案ですね大賛成。なのに他の社員はもし投資家に断られたら運転資金がなくなる、身動きが取れなくなる、それで良いのかって突っ込んでくる。

意味がわからない。そうなったら倒産で良いでしょって思うんですけどね。未払い給与が返って来て、後腐れなく就職活動すればいいじゃん。会社に出資している社員はそうは行かないでしょうが、出資してない社員まで未払い給与に全部使っちゃうのはどうなのって反応をしている。

この人達は何でそんなに会社を存続させたいんだろう。60歳近くなると就職先は見つからないでしょうから、無職よりは今の方がましだと思っているのかな。おじさん社員の普段の会話でわかるんですが、派遣社員になるのとブルーカラーになるのをすごく嫌がってる。私は派遣社員やったことないので分からないのですが、そんなにひどい扱いなのかな。

十分な資産を持って、潰れたら潰れたでいいやんって言える立場に早くなりたい。