全世界株式とS&P500どっちがいいの?

新NISAが始まってからこういうタイトルの記事をよく見かけます。流行りに乗って私も自分の考えを述べようと思います。


結論から言うと全世界株式の方が良いと思っています。


そもそもなぜインデックスファンドに投資するのかと言うと、「個別の企業に投資して市場平均に勝つのはものすごく難しい⇒だから市場平均に投資しよう」という理由からだと思っています。

ウォール街のランダム・ウォーカーや敗者のゲームなどの名著が主張している内容ですね。

それでなぜ全世界株式なのかというと、「個別の企業を当てるのが難しいのなら、個別の国を当てるのも同様に難しいのではないか」という理由からです。


アメリカの大企業はグローバルに展開してるんだから、それに投資すれば全世界に投資しているようなものであるという説得力のある意見もありますけどね。

しかし200年ほど前、イギリスが産業革命のトップを走っていた時代、他の国は自国に工場を建てようと思ったらまずイギリスから工作機械を輸入しないといけなかった。

そんな世界がイギリスの下請けのような状況だったのに、今のイギリスはただの先進国の1つにまで落ちぶれている。現在どれだけすごくても先のことはどうなるか分からないと思っています。


とここまではもっともらしい理由を述べたのですが、実際は私もアメリカ編重の投資になってしまっています。

全世界株式の割合は25%。それに対してアメリカが対象のETFや個別株は61%。全世界株式の中の約6割もアメリカなのでかなりの割合をアメリカに投資しています。

過去のパフォーマンスを見るとアメリカが圧倒的ですからね。それが未来を保証するものではないと分かっていてもアメリカに行ってしまいます。