右肩下がりの相場だと、ディーツ簡便法はあんまり信用できない

ディーツ簡便法とは自分の年間リターンとS&P500などのベンチマークを比較するときに使う計算方法です。
motoneet36.hatenablog.com

まだ1年経ってないですが、これを使って今年のリターンを比較してみます。書くネタがないですし

私は円建て+配当込みで計算しているので、ベンチマークも同じ条件の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」にします。

私の年間リターン

2021年末の金融資産:1,955,062円
2022年6月末の金融資産:3,073,557円
2022年の追加投資額:1,028,000円 


\dfrac{3,073,557-1,955,062-1,028,000}{1,955,062+\frac{1,028,000}{2}}=0.03.67

今年のリターンは3.67%

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の年間リターン

公式サイトから持ってきました。

今年のリターンは-6.42%だそうです。

年初一括とドルコスト平均法の比較をしているだけなのでは

私の方が10%くらい勝っています。

しかし、何か結果に違和感を覚えます。私の投資先もVIGや全世界株など広く分散している物が多いので、似たようなリターンになるだろうと思っていました。


ディーツ簡便法では追加投資したお金は運用期間が短いから半分に割るよう補正をかけています。

右肩上がりの相場ならそれで良いかもしれません。しかし今年みたいな右肩下がりの相場だと運用期間が短い方が有利なので補正できていない気がします。

それに加えて年初の資産(約200万)と比較して、追加投資(約100万)の割合が大きい点も影響を与えています。

「追加投資の割合が大きい+それを上手く補正できていない」ことから、年初一括とドルコスト平均法の比較になってしまっている気がしています。


やはり本当に比較したいなら、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の方も追加投資のタイミングで同じ額を購入したとして計算しないとダメなんでしょう。

面倒くさいのでやりませんけど、そうすればリターンの差はかなり縮まるのではと思います。

なので今回の結果から言えることは「年初一括でNISA枠を埋めなくて良かった」という事だけですね。


もっと資産が増えてきて追加投資の影響が少なくなったら、正確に比較できるようになると思います。何年先か分かりませんけど。