SCHDの増配率に惹かれてしまう

私はポートフォリオのコアにVIGを入れていますが、SCHDは海外でよくVIGとよく比較されているETFです。

以前から少し気になってはいましたが、今までは日本の証券会社では購入できなかったのでスルーしていました。しかし最近楽天とSBIでこのETFを対象にした投資信託が発売されました。
SBI-SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)

組み入れ銘柄は全然重複していない(etfrc.comによると重複率11%)のですが、トータルリターンや高い増配率が似ています。

VIGとSCHDの過去10年の比較
VIG SCHD
トータルリターン 293.86% 284.73%
増配率 7.86% 11.04%
利回り 1.89% 3.1%

トータルリターンではどっこいどっこい。

増配率と利回りではSCHDが勝っています。NISAはインカムゲインよりもキャピタルゲインを重視した方が良いので、VIGを買うのは間違いではないはず。

でもこの増配率は魅力的です。

もしNISA枠1800万を全てSCHDに投資して、この増配率をずっと維持できたら

最初の年は配当56万
10年後の配当159万
15年後の配当268万

NISAでもアメリカの配当税は取られてしまうので、実際にはこれの9割しかもらえませんが、それでもこれだけもらえたら十分です。

1800万をSCHDで埋めてしばらくは配当とバイトで生活。どんどん配当が増えていくので最終的にリタイアできる。最高ですね。

そんなに上手くいくかな?

ここ10年米国株は好調で、S&P500を対象にしたVOOでも増配率は6.75%です。市場全体が上手くいっています。

じゃあ1970年代の様に株価が低迷したときに増配率はどうなるか。多分低迷するはずです。減配するかもしれません。

結局増配率が高いのは景気が良いからで今後このペースで増配できるかは分かりません。それでももし今十分な額の資産を持っていたら何割かはSCHDに回すだろうなあ。