切り替えの早い人間じゃないと経営者は務まらないのか

毎週月曜日はプロジェクトの進捗や会社の経営状態についての会議が行われます。給料日が近い時の会議では「給料日にちゃんと払えるのか」、「補助金や投資の進捗はどうなっているのか」など主に資金繰りの話で長引きます。本当にだるい。

社長は申し訳無さそうな顔と声で「申し訳ありません。今月から売上が入る予定でしたが、先方の発注が遅くて入金が来月になりそうです。12月からは安定して支払えるようになるので、もう少し我慢してください」と謝っていました。謝っているように見えて、誰かに責任を押し付けているいつものパターンです。

1時間でメンタルが復活する社長

さっきまでしょんぼりしてたくせに1時間後にはニコニコしながら、「金曜日は月食が綺麗でしたよ。写真撮りました」とか「猫の体調が悪くて重病かと心配してたけど、尿路結石でした」とかしょうもない世間話を振ってきます。

何度も給料遅延を繰り返して、慣れたからこうなったのではなく、最初の頃からこんな感じでした。この人脳内どうなってるんだろう。

申し訳ないとは微塵も思っていなくて演技しているのか、あるいは本当に申し訳ないと思っているけどすぐに頭が切り替わるのか。どちらにせよメンタルの強さが半端ない。

こういう人間ならどこに行っても生き残れるんだろうなあ。私なんかちょっとミスしたらずっと引きずるから、メンタルの強さは見習いたい。